乳がん術後ケアコラム

「標準治療」「最先端の治療」ってどういう意味ですか?

2020.12.15「標準治療」「最先端の治療」ってどういう意味ですか?

「標準」と聞いてどんな印象を受けますか?

国語辞典にはこのような記載がありました。

  • 判断のよりどころや行動の目安となるもの。基準。例「標準に合わない」
  • 平均的であること。また、その度合い・数値。並み。例「標準に及ばない」「標準の体重」

イメージ的には「ふつう」という意味が強いと思います。
「標準治療よりも先進医療の方ががんに効果がありそう・・・。」
「標準ではなく、最先端の治療を受けたい!」などと思われている方も少なくないかもしれません。

医療業界では、「標準治療」というと科学的根拠に基づき、効果がある!と認められているものを指し、現在実施できる最良の治療を指します。少なくとも選択肢の第一として検討されるべきであるものと位置付けられています。
一方、推奨される治療という意味ではなく、一般的に広く行われている治療という意味で「標準治療」という言葉が使われることも実際にはあるようです。どちらの意味で使われているかわからない場合はすぐに主治医や看護師さんに聞きましょう。

また、「最先端の治療」と聞くと、どうでしょうか。
「標準治療」より優れている印象を受けますが、医療業界では「最も優れている治療」を指しません。
「最先端の治療」は、開発中の試験的な治療として位置づけられ、治療効果・副作用など「臨床試験」で評価され、現在の「標準治療」より優れていることが証明・推奨されることになれば、その治療が新たな「標準治療」となります。

以上の通り、「言葉」としての意味をそのまま捉えるのではなく、不安に感じたらすぐに医療従事者に相談しましょう!

Amoena Worldwideより一部引用

この記事を書いた人
宮浦@ピンクリボンアドバイザー

2012年よりアモエナ製品担当。同年より日本乳癌学会学術総会を毎年聴講。また、ピンクリボンアドバイザー制度創設2013年から受験。同年初級、2014年中級、2016年上級を取得(すべて第一期)。

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