乳がん術後ケアコラム

乳がん情報のアップデート方法

2021.6.30乳がん情報のアップデート方法

乳がん情報のアップデート方法

「乳がん情報のアップデートはどのようにされていますか?」
先日、同じピンクリボンアドバイザーの方から質問をいただきました。
医療従事者が書かれた本や、乳がん体験者の本やブログなども読みますが、私は「1年に一度開催される日本乳癌学会学術総会の聴講をしています」と答えます。
基本的に学会は医療従事者向けであり、一般の私たちは聴講できないことが多い中、乳がん学会は、患者・家族枠や、一般枠もあり、費用は必要ですが、どなたでも聴講することができます。
乳癌学会は毎年5千人以上の来場がありますが、コロナ渦ですので2020年はオンラインのみ、2021年はハイブリッド(オンラインと現地の両方)開催となっています。
内容は乳がん関連すべてとなっているため内容は多岐にわたっています。手術関連では、全摘・温存・再建、リンパ浮腫などの症例報告、検診関連では、コロナ渦での乳がん検診の状況や、保険適用になった遺伝性乳癌検査について、抗がん剤やチーム医療について、またがんを患いながらの就労についてなどの発表があります。
2021年は7月1~3日に横浜で開催されます。オンラインでは一部Live配信のみのものもありますが、基本的には8月31日までオンデマンド配信があり、時間の空いた時に聴講することができます。
もしかするとご自分の担当の先生の発表があるかもしれません。プログラム等はサイト上に掲載されていますので、是非ご確認ください。
医療従事者の皆様が普段乳がん患者さんと向き合いながら、どうしたら患者さんがよりよく治療が受けられるか、治療しながら仕事ができるかなど、患者ファーストで取り組まれている発表が沢山あります。毎年聴講しながら、医療従事者への感謝の気持ちでいっぱいになります。
なお、学会はあくまで研究発表の場であること、ここから研究がスタートする場合もあることをご理解いただき、もしご興味がございましたら、是非聴講ください。

第29回日本乳癌学会学術総会について

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この記事を書いた人:宮浦@ピンクリボンアドバイザー
この記事を書いた人
宮浦@ピンクリボンアドバイザー

2012年よりアモエナ製品担当。同年より日本乳癌学会学術総会を毎年聴講。また、ピンクリボンアドバイザー制度創設2013年から受験。同年初級、2014年中級、2016年上級を取得(すべて第一期)。

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