乳がん術後ケアコラム

コンタクトのお手入れ方法

2021.6.30コンタクトのお手入れ方法

コンタクトのお手入れ方法

アモエナの乳がん術後用シリコンパッドの「コンタクト」はシリコンの粘着面を直接肌に装着できる、特別な仕様のシリコンパッドです。
前傾姿勢でも胸壁とシリコンパッドが離れず安定したフィット感があり、肩への負担が軽減され、ポケットの無い市販のブラジャーも使えるなど、様々なベネフィットのあるコンタクトですが、ご使用後は必ず洗浄が必要です。

梅雨の時期はじめじめして、不快に感じる日が多いですね。
そのような日はコンタクトの使用後のお手入れも面倒になり、放置したくなる気持ちになります。
ただ、過去にお客様のお申し出で、「粘着面に付着物があります」とあり、確認しましたところ、コンタクトの粘着面にカビが生えていました。その際は何度か中性洗剤を泡立てて専用のブラシで洗ったのですが、すべて取り除くことができませんでした。お風呂場の壁や床のように、カビ取り洗剤を使用できればカビを取り除けたかもしれませんが、製品が痛みますので、できません。

コンタクトのお手入れ方法は以下の通りです

  • 1シリコンパッドの粘着面に中性洗剤を少量つけます。

  • 2水またはぬるま湯を少し加え、アモエナブラシで円を描くように約3分間こすり、粘着面の汚れを取ります。

  • 3ぬるま湯で洗剤をよく洗い流します。

  • 4表側はタオルなどで水気を拭き取り、粘着面はトレイに戻し自然乾燥します。



毎日のお手入れは大変ですが、しっかり洗浄して清潔に使用いただければと思います。その日のお手入れがどうしても難しい場合には、付属のバッキングストリップを粘着面に装着して、ポケット付きの乳がん術後用ブラジャーに入れてご使用してください。

なお、冬などは肌が乾燥し、皮膚片が粘着面につきやすく、洗っても落ちにくくなりますので、保湿クリームなどで肌の乾燥を防ぐケアをしてください。
また、コンタクトを装着する際は保湿クリームが付いたままですとコンタクトを装着しづらくなりますので、保湿クリームをふき取っていただき装着ください。
その他不明点ございましたらいつでもお問い合わせください。

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この記事を書いた人:宮浦@ピンクリボンアドバイザー
この記事を書いた人
宮浦@ピンクリボンアドバイザー

2012年よりアモエナ製品担当。同年より日本乳癌学会学術総会を毎年聴講。また、ピンクリボンアドバイザー制度創設2013年から受験。同年初級、2014年中級、2016年上級を取得(すべて第一期)。

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